はじめに
こんにちは、DIY BOOKSの平田提(ひらた・だい)です。兵庫県の尼崎市・武庫之荘(むこのそう)でDIY BOOKSという、ZINEのつくり方を教えるスクールをやったり、ライティングのスクールを始めたりしています。
本業はWeb編集者・ライターで、主に企業のコンテンツマーケティングのお手伝いをする株式会社TOGLの代表をしています(4期目)。
実績
- 5,000記事を超えるWeb記事の編集
- 平田単独で500記事以上の執筆
- 数千以上の検索ボリュームの、数百のキーワードでGoogle検索1位獲得
- 20社以上のメディア運営、コンテンツマーケティングの支援
- 月30万PVのメディアを1年で月300万PVに。赤字→収益化も達成
- 兵庫県立大学などでコンテンツマーケティングの講義実績あり
- ZINEスクールで数十名の生徒さんに作り方を教える
- ZINEは十数作、10年以上制作。リソグラフ・手製本で1,000冊つくる
ミソを手に入れたことで書けるようになった
僕は小さな頃から文章を書くのが好きでしたが、大学時代にスランプになり、社会人になってからは売るための文章を書くのに苦労するようになりました。
ただそんな中で、文章の「ミソ」を手に入れてから、格段に書けるようになった。書くのも楽しくなりました。
「みそ汁は具材を水から煮出すのがミソだ」なんて言いますが、この場合の「ミソ」は「コツ」「肝心」「大事なこと」の意味です。
これから、あなたに文章のミソ、ノウハウをお伝えしたいと思います。
ノウハウとしてのミソ
日本において昔から味噌は大切にされてきました。
日本食の基本的な調味料、醤油・みりん・味噌は同じく麹菌というカビが発酵してできあがります。カビは一歩間違えば人体には有害です。ところが今私たちが口にしているお味噌で健康を害すことはほとんどありません。それは長い時間をかけて先人たちが「おいしく食べたい」「おいしく食べてほしい」と考えて、麹菌をていねいに育ててきたからです。
文章にもミソがある
文章にも、長年受け継がれてきたミソがあります。
- 「文体には『で・ある』調や『です・ます』調がある」
- 「『たり』は2回以上繰り返す」
など国語の授業で習うような常識に近いものもあれば、
- 「書く前に下書きをしたほうがいい」
- 「紙に書いて読み直したほうがいい」
といった個人のノウハウもあります。
文章の構造こそがミソであり、さらにメイン具材としての「テーマ(何について書くか)」があり、「いつ」「だれが」「何をした」といった事実・根拠が具材になります。ネギや豆腐をどう切るか、どんな順番で入れるかという手法も大事。
文章のミソさえ知ってしまえば、文章を書くのはきっと楽になります。
毎日、味噌汁をつくるように書く
みそ汁はおいしく、野菜や肉・魚を効率良く摂れ、整腸作用もあるお料理です。良い文章もそうです。きちんとつくられた文章は人の役に必ず立ちます。その人を動かすエネルギーになります。
毎日自分のために、誰かのためにみそ汁をつくるように、文章を書いてみませんか。毎日のみそ汁をSNSに上げるようには、いきなり誰かに見せたり発表したりしなくてもいいのです。いきなり完成
品をつくらなくてもいい。ミソをお湯にといたらおみそ汁です。
まずは自分で味見をする。それから人にも味わってもらいましょう。
手前味噌ですが、あなたが文章を書くのに役立つミソをこのコースにまとめました。
あなたの毎日の文章のいいダシになりますよう。